窓と同様に熱の出入りがあるのが玄関のドアです。

このリフォームは、元の扉の枠は残して、その中に断熱材が入った新しい玄関ドアを入れるという工法です。

そして、今のトレンドは、ドアの中にドアを付けること。

トータテリフォームセンター 菅野圭 社長
「この玄関戸を採用していただけると、玄関は閉めていて、鍵も閉めておいたうえで、ここの小窓から風が通っていくと。風の力によって室内の熱い空気を入れ替えるということが可能になっております」
夏は涼しく、冬も小窓が二重のガラスになっているので…。
菅野圭 社長
「冬場においても閉めていただければ、今まで以上に暖かい玄関となっております」

工期は1日で済み、費用は55万円から60万円が目安だそうです。冷暖房での省エネが期待できます。
続いてはお風呂です。

古いお風呂からユニットバスにまるごとリフォームするには、120万程度はかかるそうです。

でも、快適指数はうなぎ上り? 例えば、この浴槽の場合の保温効果を見ると―。

トータテリフォームセンター 菅野圭 社長
「断熱材を巻くことによって、通常、お湯張りしたお風呂の温度は4時間で約2.5℃しか下がらないといわれております。例えば、子どもさんが夕方6時ごろにお風呂に入りたい、沸かして入ります。その後、お父さんが夜、ちょっと一杯飲んで、10時過ぎくらいに帰ってきたときでも、温度としては2.5℃しか下がっていないですから、ほぼ冷めたお風呂に入ることなく、快適にお風呂に入れるという状況になります」
住宅のリフォームによる節電。費用はかかりますが、長い目で見れば「快適な上にお得」という効果を生みそうです。
そんな費用は、今すぐ用意できないという方も少なくないはず…。国は、家庭で今すぐできる節電方法をいくつか紹介しています。

□ 照明で節電
不要な照明はすべて消す。これで節電効果=電気の削減率は4.5%になるといいます。

家族そろってリビングで過ごし、人のいない部屋の照明を消すなど、ライフスタイルの見直しが節電を後押しします。
