アルコール依存症で入退院を繰り返し

初公判が行われた12月8日の法廷

広島地裁で行われた初公判、読み上げられた起訴状に対して母親は「間違いございません」と起訴事実を認めました。この裁判の争点は「母親に対する量刑」でした。

裁判での被告人質問などで、母親が医療保護入院を繰り返す息子のことで苦労した様子が明らかになりました。

息子が酒を飲むようになったのはホテルで勤務していた30年くらい前からだといいます。

Q.息子が酒を飲むようになったきっかけは?
A.夜勤明けのとき昼間に寝られず、酒で寝るようになった
Q.そのときの飲酒量は?
A.多くない、たしなむ程度
Q.飲酒量が増えたのは?
A.2013年ころから個人タクシー運転手として勤務し始めた。それより後のこと
Q.飲酒量が増えた影響は?
A.1ヶ月以上仕事を休み、飲んでは寝てを繰り返すようになった。
Q.どこか相談しなかった? 
A.2018年からはアルコール依存症治療のため、入院や通院を繰り返した
Q.症状は改善した?
A.2014年6月ごろから人が変わったように一生懸命働き始めた
Q.その状態はずっと続いた?
A.12月下旬、前日の飲酒量が多かったので「きょうは仕事に行くな」と言ったことがあった。それから不貞腐れてしまい、一切仕事をしなくなった。