広島県内の特殊詐欺被害額が過去最悪となる中、警察や県内に拠点を置くアスリートなどが、年金支給日に合わせて金融機関を訪れる客などに注意を呼びかけました。
詐欺被害防止キャンペーンは、15日に移転したばかりの広島県信用組合 安古市支店で行われました。
年金支給日に合わせて行われ、県内のスポーツチームで構成されたNPO法人「トップス広島」に所属するチームのアスリートなどが参加。警察官と協力しながら支店を訪れた客や通行人など約100人に対し、チラシを配って注意を呼びかけました。
キャンペーンに参加した広島ガス バドミントン部の鈴木沙也夏 選手は「自分にも『詐欺だな』と思うような電話やハガキが届くことがある。幅広い年代の人が詐欺被害に遭われてるのかと感じる」と話しました。
安佐南警察署 生活安全課の柿原大輝 警部補は「皆さんの大切な財産を守るために電話やSNS等でお金の話が出たら、まず詐欺を疑って頂き、ぜひ最寄りの警察署に相談してほしい」と呼びかけました。
県内の特殊詐欺被害額は今年に入ってから10月末までの間で約19億5500万円(前年同時期比で約14億円増加)と、過去最高額を更新していて、警察が注意を呼びかけています。


































