バス運転手不足が深刻化するなか、行政機関とバス事業者が連携した就職フェアが、3日、広島市で開かれました。
就職フェアは、バス事業者と広島市でつくるプラットフォームと広島労働局の共催で開かれ、およそ50人が参加しました。
会場では、RCCが制作したバス運転手の密着番組「ノンストップ・バス~ハンドルを握る理由~」も上映。朝と夜のラッシュ時に働き、昼に長い休憩時間があるバス運転手特有の働き方が紹介されました。
参加者は免許取得費用の支援や、初心者への研修内容といった事業者からの説明を熱心に聞いていました。
参加者(前職は製造業・20代男性)
「自分の世界を広げるために来た。恐らく同じような業務を繰り返すことになると思うが、そういった仕事に自分は向いているのではと思った」
広島市内を走る8社のバス運転手は、5年間(2020年度から2024年度)でおよそ1割(1820人→1665人)減少しています。
広島労働局によりますと、2025年10月時点のバス運転手の有効求人倍率は2.35倍(広島市周辺)で、全職種の平均1.29倍(広島県内)と比べると大幅に高く、人手不足が顕著です。
バス協調・共創プラットフォームひろしま 長澤真二総務課長
「『バスの運転手ってこういう職業なんだ』と身近に感じてもらうことからスタートしていき、ひとりでも多いバス運転手の確保に繋げていけたらと思う」
バスプラットフォームは今後、退官予定の自衛隊員に向けた説明会なども行い、運転手不足に歯止めを掛けたいとしています。


































