王者・長野、大会5連覇なるか

今月18日に開催される全国男子駅伝。中学・高校・一般区間に分かれ、世代別のトップランナーが広島に集う。470選手がエントリーする大会だけに、中継スタッフの準備も並大抵のものではない。レース当日、RCCラジオで総合実況を担当する石橋真アナウンサーに、展望を聞いた。

「まず注目は、長野県が5連覇なるかどうかです。そこに待ったをかける有力候補は、福島県や兵庫県が挙げられます」。年末には都大路がある。年始には、ニューイヤー駅伝や箱根駅伝がある。それらが終わると、実況アナウンサーの準備は一気にトップギアに入る。「電話取材にしても、学校の先生には、授業時間を避けて連絡しますし、練習の時間もありますから。間合いは意識します。でも、取材しないと、準備も始まりませんからね」。

今大会が3度目の総合実況だが、年明けになると実況の準備は急加速しなければならない。ただ、丹念に話を集めると、各県の強さの秘密が見えてくる。「長野は、育成・強化ともにトップクラスです。春から、1年を通して県での合宿をします。夏には、中学生を100人規模で集めて合宿をするそうです。幅広くやることで、みんなが「チーム長野」の一員の意識を持ちます。さらに、箱根駅伝の翌日に、箱根を走ったランナーは県の合宿にやってくることもあります」タイムだけではない。チームの真の総合力も、取材から見えてくる。