若い人たちが中心になって平和のメッセージを発信するイベントが、広島市の平和公園で、23日夜に開かれました。

「Peace Night Hiroshima」は、公募で集まった広島県内の中学生と高校生25人が企画・運営しました。

2019年にローマ教皇が平和公園を訪れたときの「集い」をきっかけに、2020年から毎年、原爆慰霊碑の前で開かれています。

ことしのテーマは「繋(つなぐ)」。

平和宣言では被爆者の声を直接聞くことができる最後の世代として、その声を繋いでいきたいと決意を述べました。

実行委員会 正畑栞さん「もう二度とあのような悲しい出来事を起こさせないためにも、いつまでも平和を願い、その平和を実現するために自分たちができることを考え、行動し続けていくことを誓います」

広島市の松井市長は「過去からの教訓を自分たちのものにしてほしい」と、若い世代に期待を寄せました。