光の切り絵作家 酒井敦美さん
「今の明るさで良いから見たいので、絵の中に入ってもらっていいですか?」

この日、「海の花鳥風月・神秘のシーン」と名付けられたエリアで、愛知県在住の光の切り絵作家 酒井敦美さんによる作品の設営作業が行われました。このエリアを担当する広松さんと、水槽に入れる魚の種類について打ち合わせをします。

光の切り絵作家 酒井敦美さん
「実際はどんな魚がはいるのですか?」
広島もとまち水族館 広松由起 飼育員
「面白い形がいいかなと思って、ミノカサゴ」
光の切り絵作家 酒井敦美さん
「形おもしろいですよね」
広島もとまち水族館 広松由起 飼育員
「アカククリって魚がモミジっぽさがいいかなと」

光の切り絵作家・酒井敦美さん
「光の切り絵を背景に、その前の主人公の魚たちとコラボしてひとつの絵を作るという。水族館という今までの枠を超えた美術館としての魅力も感じていただけるんじゃないかなと」

広島もとまち水族館 広松由起 飼育員
「この椅子、座りながら、いろんな角度で見れるので、お気に入りスポットです。いろんなものが混ざりあって暖かい空間になっていると思う。一緒に来た方とコミュニケーションをしながら見ていただけたらなと」

水族館で働く夢を叶えた広松さんにオープンに向けた思いを聞きました。

広島もとまち水族館 広松由起 飼育員
「楽しさだったり、うれしさ、面白さが水族館にはあって、私もその一員になりたいなと。なんでも答えられる飼育員になりたいなと」

新しい水族館の裏側では、生き物たちへの細やかな配慮と、訪れる人を楽しませるための新しい挑戦が行われていましたね。