最先端の福祉用具がずらりと並ぶ展示会が広島市で開催されています。
県立広島産業会館で始まった「福祉用具フェア」には、90のメーカーが、最新技術を駆使した福祉用具を出展しています。

来場対象は、利用者個人だけでなく、介護施設やケアマネージャーさんたち。
介護業界の深刻な人手不足に役立ててもらおうと大型機器や管理システムなども数多く並びます。

岡本幸 記者
「あ~すごい。きめの細かい気持ちのいい泡が出てきました。このシャワーを使えば、最初から体が泡に包まれます」
時間と人手がかかりがちな入浴についても、身体機能に合わせた介助システムから水の質に至るまで、様々な提案がされています。
来場者(ケアマネ-ジャー)
「ベッド上で過ごされる方が、より良く快適に過ごせるように、色んな機能ができていたり、家族の負担を軽減するような機能がついたものをご紹介いただいて、日々進化しているんだなっていう風に感じました」
介護者を育成するには一定の時間がかかりますが、主催者は、現場はもうそれだけでは間に合わないと、ハードの導入を促しています。

日本福祉用具供給協会 小田光範広島ブロック長
「モノに投資するっていうのは、割と早く効果が現れてくると思いますので、早く人手不足を解消して、本当に介護難民がもうすでに出ているような状態なんで、それを解消できたらという風に思っております」
この展示会は、17日も午前10時~午後4時まで開催されています。