尾道市の小学校で発生したいじめ重大事態をめぐり、広島県尾道市の平谷祐宏市長は14日、第三者委員会が作成した報告書について再調査の必要性について検討していると明かしました。

この問題は、2023年、当時小学4年の児童が、複数の児童から無理に給食を食べさせられそうになり、その後、不登校になったというものです。

尾道市教委はいじめの重大事態を認定する第三者委員会の報告書を公表していました。一方で、被害児童の保護者側からは、弁護士の所見書と報告書では事実と異なる点が指摘されていました。

尾道市は、文科省が示すガイドラインや関連法令に基づき、再調査の必要性を判断する審査を進めていると説明しました。再調査の判断は市長が行なうとしています。必要性が認められれば、付属機関を設けるなど対応することになります。

尾道市 平谷祐宏市長
「いじめを早期に発見して、早期に対応するというのは改めて重要なことだと思っている」

被害児童の保護者は、加害者児童の保護者へ損害賠償を求めています。