広島県の福山市保健所は1日、市内の飲食店を利用した男女3人が下痢などを発症したことをうけ、サルモネラ属菌による食中毒と断定、この店舗を営業禁止処分にしたと発表しました。
福山市保健所によりますと、9月23日正午ごろから「おいしいインド料理の店タブラ」で食事をした2グループ6人のうち、8歳から51歳の3人に、下痢や腹痛などの症状が確認されました。発症者の便からはサルモネラ属菌が検出されました。3人はいずれも快方に向かっているということです。
この店で、23日昼に提供したのはバターチキンカレーやタンドリーチキンなどでした。サルモネラ属菌は鶏肉や卵などを汚染することが多いとされています。
福山市保健所は1日から、再発防止策が講じられるまで、この店を営業禁止処分としています。福山市保健所は「食材を十分加熱し、調理器具の使用後にはよく洗浄してほしい」と呼びかけています。