広島カープは1日、松山竜平、田中広輔、上本崇司ら8人の選手と来シーズンの契約を結ばないと発表しました。

プロ18年目40歳の松山竜平は2007年ドラフト4位でカープに入団。2016年から3年連続2桁本塁打を記録するなど3連覇に大きく貢献しました。アンパンマンの愛称でも親しまれ、お立ち台での「おれやったよー」というフレーズも代名詞となっていました。今シーズンは、ここまで一軍昇格はありませんが、ファームでは本塁打も記録。また、9月は4割を超える月間打率をマークしていました。

プロ12年目36歳の田中広輔は2013年ドラフト3位で入団。「タナキクマル」と呼ばれた同級生トリオの一角として3連覇のカープ打線をけん引し、盗塁王や、最高出塁率のタイトルなども獲得しました。今シーズン1軍では14試合の出場にとどまっていますが、ファームでは3割を超えるハイアベレージを記録しています。

また、広島県出身でユーティリティプレイヤーとして活躍し、ムードメーカーとしても欠かせない存在となっていたプロ13年目、35歳の上本崇司とも来シーズン契約を結ばないと発表されました。上本は報道陣に現役をひとくぎりつけるか問われると「自分の中ではひとくぎりつける」と答え、自身のコンディションについて「ここ5、6年必ずケガするので、そうなると思うように身体も動かないし、自分の身体じゃないみたいで、その中で野球をやっても通用しない」と振り返った。やり残したことについては「(新井)監督に優勝させてあげたかった」と話しています。

このほか、野手では28歳の中村健人、28歳の宇草孔基。投手では24歳の河野佳、24歳の赤塚健利、育成選手では22歳の小林樹斗にも同様の通告がありました。