県は、今年上半期に広島県を訪れた観光客数が、前年を下回ったことを明らかにしました。

県によりますと、今年1月から6月までに県内を訪れた観光客数は推計で2971万人で、前の年の同じ時期に比べ80万人、割合にして3%減少しました。

エリア別にみると、
▼広島市や廿日市市などの県西部が1145万人で、6%(77万人)減少。
▼呉市や竹原市などの県南部も418万人と、5%(23万人)減少しています。

主な理由としては、広島市西区のマリーナホップの閉業や、呉市の大和ミュージアムのリニューアル工事に伴う休館の影響などを挙げています。

県観光課では、「外国人観光客は増えているが国内の観光客の動きが鈍く、関西万博開催の影響があるのかもしれない。今後も引き続き注視していきたい」としています。