「現場の声を聞いて改善を」経験したからこそ思うこと

「大変だ─」。男性は率直にそう語ります。仲間と助け合えたことは救いでしたが、次回も引き受けたいかと問われれば迷います。

その一方で「見知らぬ公募の調査員が地域を歩き回るのも不安」とも感じ、気持ちは揺れています。

町内会長でもある指導員のもとには「インターフォンを押さなかった」との苦情と「押されたら困る」との苦情が…。真逆の声が寄せられたといいます。

現場が板挟みになる状況に、男性は「国勢調査の運用方法には無理がある。現場の声を基に改善してほしい」と訴えます。