「分からない未来」に怯え…
「視力を失っても、手元に残ったものがある」。20代で網膜色素変性症による視力低下を経験し、現在は全盲の医師として勤務している、精神科医の福場将太さん。失明という壮絶な体験をどのように乗り越え、精神科医としての視点に繋げたのか。広島市で開催された「自殺予防・いのちの電話」公開講演会で、福場さんが自らの心の葛藤を通じて語った、命を支えるためのヒントを紐解きます。
1980年生まれ、広島県呉市出身。東京医科大学在学中に「網膜色素変性症」という難病を宣告されました。医師への道が拓けようとする矢先の出来事でした。
「目が見えなくなったら、医者になれるのか」
押し寄せる不安に飲み込まれ、一度は国家試験にも失敗します。そんな福場さんを救ったのは、故郷の母校での気づきでした。



































