世羅町の農園では、害虫からナシを守る「防蛾灯」が灯り、幻想的な景色となっています。

ナシの収穫の最盛期を迎えている世羅幸水農園です。実が熟して甘い香りが広がるこの時期は夜間に活動する蛾がナシの果汁を吸うため集まります。

農園では蛾からナシを守るため、蛾が嫌う波長の光を放つ「防蛾灯」約2000基で一晩中畑を照らしています。淡い光に照らされて浮かび上がるナシ畑は幻想的でこの時期の世羅の風物詩となっています。

ことしは梅雨明けが早く、その後も雨が少なかったため小玉が多くなりましたが、糖度は高くおいしくなったということです。例年と比べ2割ほど少ない収穫量を見込んでいます。

防蛾灯はナシの収穫が終わる9月いっぱい夜間に点灯されます。