船員不足の解消に向けて、小学生たちに魅力を知ってもらおうと、宮島で練習船の体験クルーズが開かれました。
体験にやってきたのは廿日市市立佐方小学校の5年生106人です。児童たちは山口県にある大島商船高等専門学校の練習船「大島丸」に乗船します。
出航の様子を甲板から眺める児童たち、普段見慣れない景色に目を輝かせていました。

その後、3つの班にわかれ船内を巡ります。船員の説明を真剣な表情で聞く児童たち。操舵室(そうだしつ)では自分たちの通う小学校を双眼鏡で探していました。
参加した児童
「色んな部屋があり、レーダーもいっぱいあって面白かった」
「大島丸を見てみて、船に興味をもてるようになった」
全日本海員組合 平岡英彦国内局長
「子どもたちが目を輝かせて、新しい発見をしたのかなと感じている」
「この体験を通じて、子どもたちが船員という職業もあるんだなと感じ取ってもらえたら」
船員不足を解消するための活動は去年から行われています。