銀行の窓口を訪れた男性が詐欺に遭っていると見抜き、被害を未然に防いだとして、広島銀行中筋支店の生田叔将 支店長と、岡本りかさんに広島県警の安佐南警察署から感謝状が贈られました。

8月6日、「現金220万円を引き出したい」と1人の高齢男性が来店しました。

窓口で対応した岡本さんは、現金の使い道などを聞いて不審に思い、生田支店長に相談。その後、2人は男性を説得したり、警察に通報したりして詐欺被害を未然に防ぎました。

岡本さんは「窓口で話を聞いていると、お金の使い道など、話の内容が変わっていき、おかしいなと思って支店長に相談した」と当時を振り返ります。

また、今回の未然防止をうけて、広島県警は広島銀行中筋支店を「特殊詐欺被害抑止優秀店」に認定。生田支店長は「金融機関が詐欺被害防止の最後の砦。窓口での高額な現金引き出しや振り込みは、目的を確認するなど、被害を防ぐためにできることはやっていきたい」と意気込みました。

安佐南警察署の中迫幸夫 署長は「県警としても、詐欺の手口や被害の実例を広報し、未然防止に努めていく」と話しました。