■MLB パイレーツ 5ー3 ドジャース(日本時間5日、PNCパーク)
ドジャース・大谷翔平(31)が敵地でのパイレーツ戦に“1番・DH”で出場し、3打数無安打(1四球)。4試合ぶりのノーヒットと沈黙し、チームはナ・リーグ中地区最下位のパイレーツにまさかの同一カード3連敗で、地区優勝マジックが消滅した。
同地区2位のパドレスがこの日試合がなかったため、ゲーム差は「2」に縮まった。ド軍は同3位のジャイアンツとの直接対決が7試合残っているため、ジャイアンツの自力優勝が復活。優勝マジックがいったん消滅した。
ドジャース先発のB.スネル(32)は5回90球を投げ、9安打5失点と乱調。2回は2死満塁のピンチを切り抜けたが、3回に無死一塁から暴投で三塁にランナーを背負うと先制のタイムリーを浴びた。
パイレーツの先発はサイ・ヤング賞有力候補、昨季新人王の“怪物”P.スキーンズ(23)。大谷の第1打席はカウント2-2から7球目、159kmの高めストレートに空振り三振で、まずはスキーンズに軍配。3回は2死二塁の場面で四球で出塁も、M.ベッツ(32)の遊ゴロで得点につながらず。
スネルは5回、連打からあっさりタイムリーを浴び0-2。ベテランのマッカッチェンを申告敬遠で1死満塁とすると、痛恨の2点タイムリーを浴びるなど、0-5とリードを広げられてしまった。
大谷は6回の第3打席は先頭で打席に立ったが、3球で空振り三振。初回同様、スキーンズの高めのストレートにタイミングが合わず。8回の第4打席は3番手のE.シスクを相手に二飛に倒れ、この日は快音が響かなかった。
ドジャース打線は8回までヒット3本の無得点と沈黙していたが、9回はM.ベッツが意地の15号ソロを放ち、今季初の2戦連続完封負けは阻止。さらに内野安打とM.ロハス(36)のタイムリーで3点目を挙げたが及ばず。明日6日から敵地で菅野智之(35)が所属するオリオールズとの3連戦を迎える。