陸上日本選手権 まで1週間を切った28日。 男子100メートル の 日本記録保持者 の 山縣亮太 (セイコー)が地元・ 広島 の大会に参加し憧れの眼差しを集めながら 日本選手権 に向け最終調整を行った。

広島市西区の BalcomBMWStadium で開催された 広島県陸上選手権大会。男子100mの予選に参加した山縣は、 隣に小学生時代の山縣と同じ 広島ジュニアオリンピアクラブ で陸上をはじめ、今は山縣を追いかけ 山縣も通った修道中学校に通う 末永大誠(3年)と、 自己ベスト10秒39の 近畿大学附属広島高校 の 荒谷匠人(2年)に挟まれてのレースとなった。

追い風1・5を受け 山縣 はゴール前で流しながらも大会記録の 10秒33 のタイムを出し予選トップで準決勝進出を決めた。

ゴールした後の山縣は、一緒に走った選手たちから握手を求められそれに応えていた。修道中 の 末永 も背中を追う 山縣 としっかり目を合わせ握手をしていた。

山縣は準決勝で追い風参考記録ながら10秒17の走りで決勝進出を決めると、決勝では大会記録を更新する10秒12(+1.7)のシーズンベスト。地元広島で臨んだ日本選手権前の最後の大会を終えた。