反戦などのメッセージを発信する覆面アーティスト、バンクシーの版画を集めた展示会が広島市で始まりました。
存在が謎に包まれているイギリスのアーティスト「バンクシー」。イオンモール広島府中で開かれている版画展では、代表作の「少女と風船」など新作7点を含む60点が展示販売されています。
この作品は、パレスチナ問題に焦点を当てた作品で、覆面をした少年が持っているのは火炎瓶ではなく花束となっています。2021年にキャンパス画がおよそ14億円で落札されました。

こちらは、戦禍のウクライナの壁に描かれた、少年に投げ飛ばされる柔道家。ロシアのプーチン大統領に似ていたことから、注目を集めました。
サロン・ド・ヴェール 本間靖一郎 チーフアドバイザー
「この作品は、(ウクライナ情勢を)武器ではなく、スポ―ツに絡めた形でバンクシーが表現したという作品の面白さがあるのでは。どういう感じ方をするか、ご自分の目で確かめてみていただければ」
版画展は、入場無料で22日まで開催されています。