初めて手にしたルヴァン杯が、聖地・国立の空に掲げられました。スタジアムの声援と地元からの熱い思いに後押しされ、サンフレッチェは頂点に立ちました。
決勝の舞台は、東京・国立競技場…。
石田充アナウンサー「ルヴァン杯は過去2度準優勝のサンフレッチェ、クラブの歴史が変わる瞬間を見届けようと、国立競技場には、紫のファミリーが詰めかけています」

埼玉在住の家族「チームワークが一番かなと思っていて、それぞれのキャラ、パフォーマンスが好きです」
広島出身の男性「声で選手を後押しして、きょうは絶対勝って、みんなで先週(天皇杯決勝)みたいな思いはしないって感じで」
「とるじゃろ!頂点!」
国立を埋めた観客は3万9600人…。スタジアムの半分は紫に染まりました。
そして、ゴール裏の一部は「声出し応援エリア」になりました。Jリーグの声出し応援は9月から段階的に再開されたばかりです。
佐々木 翔選手「素晴らしいスタジアムに素晴らしいサポーターが集まっていただいて、最高の舞台が整って、僕たちに多くの力を与えてくれた」

広島からも、多くの人が思いを届けます。
サポーターの女性「今シーズンを代表するようないい運びで、守備も固めで、このままいいチャンスを作って、点につなげていただきたいと思います」
セレッソ大阪のサポーター「3回負けているのでことし、サンフレのスタジアムで負けたので、今回最後は勝ちたいと思っています」

後半早々、1点を追いかける展開になっても、途切れることのない大声援…。
満田 誠選手「苦しい時間帯もあったんですけど、もっと頑張らないと…という後押しをもらったので、すごい力になりました」

ドラマは、後半のアディショナルタイムに待っていました。