広島県を中心とした交通系ICカードPASPYは、今後の設備維持に多額の費用がかかるなどの理由で、29日にサービスが終了しました。MOBIRY DAYSやICOCAに完全移行してから初めての平日を迎えた31日、通勤客の声を取材しました。

通勤ラッシュの朝、広島駅南口のバスエリアにいた広島バスの係員は「ICOCAは右側・MOBIRY DAYSは左側にタッチしてください」と、広電バスの係員は「ICOCAやSuica利用の方は、整理券をお取りください」と利用客に呼びかけていました。

ICOCAでの乗り方は事業者で大きく異なります。MOBIRY DAYSが使えない路線もあることから、利用方法に戸惑う乗客の姿も見られました。

MOBIRY DAYS・ICOCA あなたはどちらを使う?

ICOCAのみ利用
「2つも持つのはめんどくさい。ICOCAに絞りたいなと思う。(広電バスは)利用するが仕方がないので整理券をとり『すみません ICOCAです』と言うしかない」

ICOCAのみ利用
「(MOBIRY DAYSを)使おうかと思ったが、携帯でいちいちバーコードを見せるよりも、ICOCAでタッチした方が楽で使っていない。そもそも詳細をあまり知らない。乗れれば何でもいい」

MOBIRY DAYSを利用
「スマホとICカードが2つあるので便利。定期も窓口に行かなくてもアプリでチャージできる。特に不便は感じてない」

ではなぜ、PASPYの後継が2つに分かれることになったのでしょうか。