それぞれの高校で日本一を勝ち取った高校生2人が大学入学前の1ヶ月半、広島ドラゴンフライズに練習生として帯同していました。未来を担う高校生たちの思いとチームの狙いを探りました。

朝山正悟HC「広島出身の選手が、この地でこのユニホームを着てプレイすることの意義は、ホントに大きなことだと思うんですよね」

1月下旬に特別指定選手として加入し、短い活動期間の中、最後の試合で輝きを放った広島ユース出身の大学生・泉登翔。

朝山正悟HC「彼(泉選手)の持ち味の、気持ちの強さとかそういったモノが現れたんじゃないかと思います」

その泉と同じ時期に、二人の高校3年生が練習生として、1ヶ月あまり練習に参加していました。去年、別々の強豪校で日本一を達成した二人。

ポイントガートとしてチームを引っ張りながら3ポイントを得意とする湧川裕斗くんは、古田中から福岡の強豪、福岡大大濠に進学。高校ではキャプテンを務め、去年のウインターカップでは見事、優勝を果たしました。

湧川裕斗「スピード+フィジカルって部分もあるので迫力を感じます」

一方、マルチなプレーでチームのバランスを取る南川陸斗くん。修道中から京都の強豪、東山に進学し、こちらも去年、インターハイ初優勝に大きく貢献しました。

南川陸斗「やっぱりまだまだわかっていたことではあるんですけど、全然足りてなくて」

同級生の2人は中学生の時、ドラゴンフライズのユースチームに所属していました。

浦伸嘉社長「カープさん、サンフレッチェさん、そこを見習ってですね、ドラゴンフライズも育成の広島と呼ばれるようなことが、広島らしさに繋がりますし、県民の方々もそれを期待されていると思うんで」

湧川裕斗「ステップ系、交わす選手が好きで中村拓人選手が」

南川陸斗「ドウェイン・エバンス選手。体の使い方がすごく上手でずっと見させていただいてるんですけど」

この日は、ユースのスポンサー企業、モルテンに挨拶に訪れていました。

南川陸斗「僕中学3年間ユースで活動させていただいてる中で、モルテンさんの支援があったからこそたくさんの活動が出来ていたと思っています」

湧川裕斗「良い環境でバスケットが出来ているのは、モルテンさんからサポートしていただいているお陰だと思ってます」

モルテン担当者「広島のユースから卒業した選手が日本で大活躍されているのは誇らしい気持ちで一杯です」

2人の大学4年間での目標は?

湧川裕斗「良いところはしっかり伸ばしていって、4年間で修正して、またドラゴンフライズに戻って活躍できるように頑張りたいと思います」

南川陸斗「足りないことが自分の中で少しずつわかってきたので、課題を一つ一つ潰していって、大学で大きく成長して広島に戻ってこれるように頑張りたいと思います」