同じ手口のやりとり詳細 話を聞かずに強引に話を進めて都合悪くなると…

同じ手口による実際の音声が残されています。
同じ手口のやりとり音声(宮崎県警提供)
自動音声
「オペレーターにおつなぎする場合は『1』を押してください」
(呼び出し音)
オペレーター
「お待たせしました、NTTファイナンス、大谷がお電話対応いたします。」
電話がかかってきた人
「いま、そちらから電話があって…」
オペレーター
「音声ガイダンスのお問い合わせでよろしかったでしょうか。」
電話のオペレーターは、相手の意見を聞かず強引に話を進めてきます。
電話がかかってきた人
「その署名の書類を郵送していただけませんか?」
オペレーター
「これ、あす以降で民事裁判の手続きになってしまいますから」
電話がかかってきた人
「いや、けっこうですよ」
オペレーター
「いま送らせていただいても、じゃあ手続きさせていただきますよ」
そして都合が悪くなると逃げるように電話を切りました。

NTTグループの通信サービスなど料金の請求しているNTTファイナンスによりますと、不審な自動音声などの相談件数は2024年の1年間で2万4000件にのぼったといいます。
NTTファイナンスは、「自動音声ガイダンスで契約状況に関する事項や、回線の利用停止を通知することはない」として、注意を呼びかけています。
騙されない対策は「相手にしない」「出ない」「すぐに相談」
自動音声ガイダンスを用いた詐欺の手口をあらためてみていきます。
▽まず、電話に出ると「自動音声」が流れ、未払いの料金がある内容が流れる
▽その後、番号を選択するとオペレーターにつながる
▽オペレーターは、“大手通信会社”を名乗って、「法的措置をとる」などと、身に覚えのない料金を支払わせようとする
広島県は対策として、以下のような対策を呼びかけています。
●身に覚えなのない料金を請求されても相手にしない
●“非通知”や“知らない番号”からの電話には出ない
●不安を感じたときは、消費生活センターや警察に相談してほしい

































