ノルウェー・オスロを訪れていた、高校生平和大使が帰国し、14日、東京で会見しました。

広島・長崎などから派遣された高校生平和大使4人は、8日から12日までオスロ市内に滞在し、授賞式にも出席しました。

高校生平和大使 津田凜さん(長崎)
「(壇上の田中さんのスピーチからは)原爆の恐ろしさを伝えるだけではない、これからの世界に核兵器をなくしていって、平和な世界を生きていって欲しい、という思いを伝えたいんだ、ということが伝わった。私たちもそのことを伝えていかないといけない」

会見で4人は、オスロ市内の学校での出前授業や、若者同士のディスカッションで、自分達が被爆について伝えただけでなく、多くの学びを得たと、報告しました。

高校生平和大使 甲斐なつきさん(広島)
「被爆証言をどう後世に伝えていくか、それだけではなく核兵器廃絶、核のタブーの持続のために、どう行動すべきかというのは、やはり若者一人一人が信念・意見をもつことだと思っています」

甲斐さんは、今後、若い世代が話し合える環境作りをしていきたいと話しました。