若者に「飲め飲め」と言えない 昭和・平成の忘年会とのギャップ

バブル経済の頃・1980年代の忘年会です。お酒の一気飲みや、似ているかは関係ないモノマネ。宴会芸を披露することが当たり前の時代でした。

サラリーマン(当時)
「(ことしは)非常にいい年。来年も発展しますわ」

あれから約40年。30代までの若手が集まった2024年の忘年会です。

同世代が少人数で集まることが主流となっています。上司や同僚から宴会芸を促されることもめっきり少なくなりました。かつてとのギャップに、中高年の人たちの意見を聞きました。

忘年会に行きたくない(50代)
「(20代・30代より50代の方が行きたくない?)そうなんです。気を使ってしまう。『飲め飲め』と言えない。若者が冷めた目で見てくる」

40代
「小さい忘年会でも、私たちが盛り上げ役。若者は『来てくれてありがとう』」
60代
「(飲み会で気をつけている点は?)口臭!。(女性に)「彼氏できた?」と聞いたり、肩を組んだりしないように…していないけど」

一方、若者たちは、上司との忘年会に必ずしも後ろ向きではないようです。

忘年会に行きたい(20代)
「飲みも大事なコミュニケーション。飲みの場でしか聞けない上司の声や、最近の悩みや解決策を聞く」

忘年会に行きたい(20代)
「ずっと12月(週末の予定)は埋まっている。気を使う場面もあるが、会社の新人。たくさん顔を覚えてもらうために参加しようとの思い」