描き方の講義を受けて大きな変化が...

ここからどのくらい変化があるのでしょうか?
講義では、パーツの描き方やマス目を使った特徴の捉え方など、似顔絵作成で重要なポイントが多く紹介されました。
それを受けて、もう一度同じ似顔絵を描きます。
佐藤勇希 記者
「こう見ると講義を受ける前の絵はまるで別人ですね。この似顔絵からこの方はなかなか結びつかないんじゃないかなと思います」

今回は写真を見ながらの作成でしたが、実際は目撃者からの情報だけで似顔絵を描きます。
早い人だと9分で似顔絵を完成させるということです。
広島東警察署 刑事課 佐々木陽菜 巡査
「防犯カメラも普及しつつあるんですけど、山間部であるとか、付いてないところもたくさんあるので、そういったところでは(似顔絵が)必要になってくると思います」
科学捜査研究所 心理研究室 佐藤瑳紀 研究員
「偏った聞き方をすると(その印象に)強く引っ張られて、細かな特徴を覚えていられなくなってしまうので、その点に気を付けて(特徴を)聞きました」
県警本部長指定 似顔絵捜査官 高橋新伍 巡査長
「(たくさん)描けば一番のレベルアップになると思いますので、それが犯人検挙につなががればうれしいと思います」
広島県警は、多くの警察官が技術を習得できるよう、今後も講習会を開催するということです。