青山高治 キャスター
「新しい部隊ということでやり甲斐もあるでしょうけど不安を口にしていましたね」

藤原大介 デスク
「南西諸島では、ことし9月に中国海軍の空母『遼寧』が沖縄県の与那国島と西表島の間の海域を航行するなど、中国による領海侵犯や領空侵犯が相次いでいます。こうした中で偶発的な衝突が起きる可能性も懸念されています。そうした有事の際の輸送は日本の国防の最前線にほかならないと思います」

中根夕希 キャスター
「海上輸送群は最終的にどのような体制になるのでしょうか」

藤原大介 デスク
「海上輸送群は呉基地に司令部を置いて、今年度末に2隻・およそ100人の体制で発足します。そして、人員は来年度末までに阪神基地を含めおよそ160人に、艦船は2027年度までにあわせて10隻に増える予定です。陸上自衛隊は『その後の改編の予定は検討中』としています。部隊がさらに増強されれば、『複合防衛拠点』の計画がある、日本製鉄呉地区の跡地が活用される可能性もあります」