大型の台風21号 “非常に強い勢力”で沖縄接近 その後本州を縦断も

大型の台風21号は27日にはフィリピンの東の海上にあります。まだ雲はそこまでまとまっていませんが、このあと次第に発達して週明けには暴風域を伴うようになるとみられています

気象庁が発表する進路予想では発達しながら次第に北寄りへと進路を変えてフィリピンの東の海上を北上、31日午後には先島諸島の南の海上を中心とする予報円に達する予想です。

31日午後では「非常に強い勢力」と予想されていて、中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルと予想されています。

日本の南の海上の海水温度をみると、これから台風が進む予想の海域では沖縄の南の海上にかけて30℃前後のエリアが広がっています。また、日本の沿岸では8~9月ころと比べると水温は下がっているものの平年よりは1~2℃高い状況です。
台風が進むエリアの上空の風のバラツキも小さく台風が発達しやすい状況とみられます。

気象庁が発表している台風進路予想は5日先までの予報ですが、気象庁や海外の予報機関では、当然その先の進路についてのシミュレーションも行っています。5日よりも先の予想データをみると、沖縄接近したあとは本州接近を示唆する予想データが気象庁や海外の予報機関ともに見られています。

【画像で確認】台風+秋雨前線にも注意 11月2日までの雨・風シミュレーション

仮に11月に台風が本州を直撃することになれば異例のコースとなります。そのあたり気象庁やアメリカ・ヨーロッパの進路予想データについて見ていきます。