市街地で動物出没の背景は?「ある程度、人工的に間引くことも必要」

青山高治 キャスター:
シカに遭遇した場合は?

パンク町田 さん:
案外、シカは人を襲わない動物で、むしろ人との距離をシカの方で取りたいんですよ。ですから常に人間の方には警戒していますので、袋小路か何か行き止まりの所に偶然いて、それで人間が鉢合わせて、その “窮鼠貓を噛む” 状態でシカも思わず突進してくるということはあるかもしれませんが、基本、逃げるところがある限り、人間には突進してこないで、遠くへ行ってシカの方で距離を取ってくれます。

青山高治 キャスター:
最後にこういった動物の行動にはその背景にそれぞれ意味があると思うんですが、パンクさんは最近、こうやって住宅街にいろんな動物が現れているという状況をどんなふうに感じてらっしゃいますか?

パンク町田 さん:
これは日本人の今までの努力なんですね、結局。この環境を保全しようということで保全してきました。その結果、緑が豊かになり、それに伴い、昆虫や小さな小動物が増えて、そして次にシカやイノシシなどが増えて、最終的にクマが増える段階にきましたので、人間の要するにわれわれ日本人の環境保全がうまくいった証だと思いますが、ですけど実際には危険であると。要するにある程度ですね、人間の方、ちょっと人工的かもしれませんけど、場合によっては間引いていくような作業とかも必要になってくるかもしれませんね。