■脱毛や下痢…体の異変を訴える被爆者が広島の各地で

原爆投下から間もなく、脱毛や下痢などを訴える被爆者が増え始めました。


広島市内にできた救護所で、力なく横たわるのは、竹内ヨ子コ(よねこ)さん(当時 31歳)です。けがのなかったヨ子コさんですが、被爆から1か月後、体調が急変しました。


足に大けがをした娘の陽子さん(当時 12歳)は、髪の毛が抜け、腕は糸のようにやせ細っていました。


母のヨ子コさんと妹の陽子に付き添っていたのが、信之さんです。

竹内信之さん(1995年 証言)
「治ると思っとったけえね。外傷がないから、お母さんは。だいじょうぶじゃと思っとったんじゃけど…」


ヨ子コさんは1945年10月、亡くなりました。

母を追うようにして陽子さんは翌月、息を引き取りました。