竹本秀雄さん証言
「兄貴には必ず礼を言います。助けてくれてありがとうと」


竹本さんの話はロシアのウクライナ侵攻にもおよびました。

竹本秀雄さん証言
「戦争は絶対反対。原爆絶対反対です。いま核のボタンを押せばドーンといきそうな時期ですけど、それだけは絶対にやめてほしい」


講演の最後。当時3歳児だった竹本さんが子どもたちに語りかけました。

竹本秀雄さん証言
「学校でお友達をいじめたり、ケンカをしないよう。人を嫌いにならないでね。人を好きになってね」


証言を聞いた少女(小5)
「話を聞いて、みんなと仲良くしていきたいし、きょう聞いたことをみんなに広めていきたいと思います」


竹本さんは、これからも求めがあれば体験を伝えたいと話していました。

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いま、伝えたい ~広島の放送局に残る映像~

核を巡る緊張が高まっている状況だからこそ、わたしたちRCCは、これまで取材させていただいた被爆者の皆さんの声をお届けしなくてはと考えています。
以下、局に残る貴重な映像をまとめています。

「『助けて』という姉を見殺しに… 誰にも言えなかった」 悔い続けた弟
被爆した医師は8月6日の午後から救護にあたった… ~広島の放送局に残る映像から 原爆投下77年~
「次、死ぬのは私の番… そればかり思っていた」 医師と患者… 救護現場の記憶
「髪は抜け、腕は糸のように…」 9歳と7歳の姉弟もその後 亡くなった 続く放射線の被害
「姉は苦しみだけの人生だった」 失明、脱毛… 当時18歳だった少女の"戦後"