ピッチャーでは 栗林良吏 が、今キャンプ初の実戦登板。打者5人に対し13球、被安打1、1奪三振と順調な仕上がりを見せました。

広島カープ 栗林良吏 投手
「順調にきていますし、今回のシート(打撃)でもオフにやっていたフォークはうまくバッターの反応を見られて自分の中でも満足できたので、あとはやっぱり、まっすぐというところをしっかり、もっとやっていきたいなと思います」

シートバッティング前には、開幕投手に指名されている 九里亜蓮 が、初めてバッターと対戦し、打者の反応を見ながら、新フォームの歩幅をせまくした動きの仕上がりを確認。3月29日に向けて順調に歩みを進めています。

ブルペンでは、あす21日のDeNAとの練習試合で登板予定のルーキー2人が調整しました。

ドラフト2位の 高太一 は、広陵高校時代に同級生だった 河野佳 と並んでのピッチング。まだ納得のいくボールを投げることができていないというサウスポーですが、状態をもう一段上げていこうと腕を振りました。

広島カープ 高太一 投手
― ブルペンで意識したことは?
「きょうは変化球の精度と、とにかくまっすぐの出力をそろそろ上げないと。ちょっと出遅れているので、ほかのピッチャーと比べて。とにかくまっすぐを強く、ストライクゾーンを気にせずに強く投げることを意識しました」

最後にブルペンに入った 滝田一希 は、変化球を交えながら41球と軽めの投球で21日に備えています。
石田充 アナウンサー
ブルペンも含めて球場敷地内、ファンでまだまだにぎわっています。選手を待って、今ちょうど奥の方では1軍に帯同している若いキャッチャーの 髙木翔斗 選手が残ってファンの方にサインをしています。きょうは実戦でもヒットがありました。

山崎隆造 さん
ファンサービスは欠かせません。
石田充 アナウンサー
新井貴浩 監督もここでずっとサインをされていました。きょうは、“主力” といわれる、さらには “新戦力” で期待されるピッチャー陣もマウンドに上がりました。