首里で誕生した「芭蕉紙」を使って自分の卒業証書を作ろうと、地元の小学生が紙すきに挑戦しました。
卒業証書用の芭蕉紙づくりは、県経営者協会が地域の産業を子どもたちに知ってもらうおうと、今回初めて企画したものです。
11月16日は城西小学校の6年生60人が、琉球王朝時代に地元・首里で誕生した芭蕉紙の紙すきに挑戦しました。
芭蕉の繊維を使った紙の原料は一度に均等にすくい取るのがポイントです。
子どもたちは互いに声をかけあい協力しながら、世界に1枚だけの自分の卒業証書づくりに奮闘していました。
芭蕉紙づくりをした児童
「マジ、心臓ばっくばくですよ。失敗したら自分の卒業証書がーとか気持ちとかあるんですけど」
Q出来はどうでした?
「成功ですね」
「紙になるのが不思議でした。わくわくします、どんな感じで完成するのかなーって」
子どもたちが手掛けた紙は自然乾燥させたあと文面を印刷し、来年3月の卒業式に授与される予定です。