アメリカ軍嘉手納基地へ配備が進む無人偵察機MQ9の同型機について、アメリカ空軍のウェブサイトで「ミサイルを搭載できる」と攻撃能力が強調されているのが確認されました。
アメリカ空軍のサイトにはMQ9について、レーザー誘導ミサイル「ヘルファイア」を最大8発搭載できると説明されているほか、標的までの距離を測る装置や照準装置なども備えていると記載されています。
嘉手納基地に配備が進むMQ9の機体にも攻撃能力があるのかどうかについて、空軍はRBCの取材に対し、マルチロール機=多用途に使える機体だと回答し、具体的な言及は避けましたが否定もしませんでした。
木原防衛大臣
「攻撃の目的で配備するものではないと説明を受けておりまして、現時点で武器を搭載する計画があるとは承知しておりません」
木原防衛大臣は24日の閣議後の会見で、嘉手納基地で運用が始まるMQ9は「監視や偵察が目的」だとして武器の搭載について否定的な考えを示した一方で、「アメリカ側から武器を搭載できるような仕様変更には相当の時間を要すると説明を受けている」と明かし、偵察機が今後武装する可能性に含みを持たせる発言もありました。
そのうえで、「(配備の)前提条件が変わった場合には丁寧に説明する」とも述べました。