アメリカ空軍の無人偵察機MQ9の嘉手納基地への配備計画について沖縄防衛局は、現時点で住民説明会を行う予定はないとの考えを示しました。

嘉手納基地に配備される無人偵察機「MQ9」は、ことし8月、鹿児島県の鹿屋航空基地で滑走路をオーバーランする事故が起きていて、県は17日、沖縄防衛局に対し、安全面の不安が払拭されず基地負担の軽減と逆行するなどとして配備計画の見直しを要請していました。

こうしたなか沖縄防衛局は、RBCの取材に対し「住民説明会について現時点で行う予定はない」との考えを示しました。
また、「嘉手納基地への資機材の搬入や付属設備の設置など所要の準備が行われている」との認識を示した上で、「これ以上の詳細は、アメリカ軍の運用に関することで現時点でお答えできない」としています。
一方、アメリカ空軍はRBCの取材に対し、「今後、数週間のうちに追加の機体が到着する」と回答していて、来月にも運用を開始する見通しです。