高校アスリートの集大成の舞台、県高校総体・陸上競技は今月20日から23日までの4日間で行われました。競技が一時中断するほどの荒れた天気となった大会初日でしたが、それ以上のアクシデントが優勝候補を襲っていました。


コザ高校2年 平川慧選手
「実は新型コロナにかかってしまって、それで、今週からやっと(自宅待機が)解除されて」

男子400m優勝候補のコザ高2年の平川慧(ひらかわ・きら)。去年は1年生にして全国高校総体3位入賞し今年は全国制覇を目指していますが、大会前に新型コロナに感染し練習を再開できたのは大会4日前で、一抹の不安を残しながらスターティングブロックに立ちました。


予選は自己ベストを3秒以上下回った平川でしたが、決勝はその自力を発揮します。柔らかな走りでトップに立つと2位を3秒近く引き離すなど、大会記録まであと0.07秒に迫る48秒90で2連覇を達成しました。

さらに200m決勝でも強さを見せ、トップでゴールテープを切った平川選手。タイムはまだ納得できないと語りましたが貫禄の2冠達成を果たしました。


平川選手
「とりあえず200m400m優勝できてホッとしていて、とりあえず自分の走りはできたのでそれは良かったと思います。去年3位だったので全国インターハイが優勝を狙いながら調整を頑張りたいと思います」

一方2日間で八種目を行い、その記録を点数化して競いあう八種競技。荒れた天気の最悪のコンディションながら選手たちは自身の限界に挑みます。


優勝候補の八重山3年の山田太朗が走り幅跳びでトップに立つなど八種競技で優勝を手にしました。
「走・跳・投」の連続により、2日間の疲れがたまっているはずですが、最終日は三段跳びにも登場して6位入賞、南九州大会出場を決めました。

しかし彼にはまだ大事なレースがありました―

八重山高校3年 山田太朗選手
「今回はどちらかというと個人種目よりメインはリレーなのかなって考えていて、最後の年で、しかも南九州大会が沖縄開催ってことでみんなで行きたいなって気持ちが強いです」



リレー2種目にも出場した山田選手は、自身13本目のレースで1600mリレー決勝に挑み、アンカーを務めます。八重山高校の目標は南九州大会出場を決める6位入賞です。そしてこのリレーには400mを制したコザ高校・平川選手の姿もありました。コザ高校は平川選手を温存した予選は3位通過、優勝を目指して決勝では平川選手をアンカーに配置します。

それぞれの思いがつまった1600mリレー、第3走にバトンが渡り、緑のコザは2位につけるもトップの那覇西に50mほどの差をつけられます。一方、一時3位につけた青の八重山は後続が迫ってきました。


優勝争い、6位入賞争いはアンカー勝負に、コザの平川選手は那覇西においつけるか。13本目のレース、八重山の山田選手は後半勝負を狙って前半パワーを温存する作戦。トップの那覇西まで約1秒差に迫った平川でしたが那覇西には届かず2位。そして八重山は山田選手がゴール手前で前を走る選手を抜いて5位でゴールしました。

山田選手
「まじきついです、もうやりたくないです自分は。狙い通り行けたのでこの大会は良い風にいったので良かった一安心ってところです」


八重山高校・上原将維主将
「エースの太朗がしっかり最後で差して、もうなんていうんですかね…もう本当に嬉しいです、ただ」

平川選手「この距離は行けると思ったんですけど、相手も結構最初から飛ばしていて最後は届かなかったです。(南九州大会は)皆で普段のきつい練習をかんばっているのでその結果を出して一生懸命走りたいと思います」


それぞれの目標に向かって、南九州の舞台に進む選手たち仲間と共に、全国に挑む夏の戦いが続きます。


RBCでは県高校総体の試合の様子を配信しています。
https://www.rbc.co.jp/zenryokubukatsu_mudajyanai/zenryokuhaishin_digest/
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