熱戦展開中の県高校総体。4年ぶりに大応援団が戻ってきた、ハンドボールの男女決勝の結果をお伝えします。
入場制限が解け4年ぶりに大応援団が戻ってきたハンドボール。
2連覇を狙う第1シード・緑のコザに第2シード・赤の浦添が挑んだ女子決勝。
前半は浦添が速攻で得点を重ね、ハードな守備でボールをカット、コザゴールを襲います。
しかしコザは、ゴールマウスを守る3年の喜屋武香音(きゃん・かおん)がナイススセーブを連発し、得点も演出。

互いの意地がぶつかる前半は、コザ10-11と、1点を争う好ゲームとなります。
むかえた後半、口火を切ったのは、コザでした。浦添を突き放しにかかったコザ。
ですが2人がファールで退場となったコザの数的不利の間に、浦添が攻撃を仕掛けます。
しかしここでも、コザの守護神・喜屋武が立ちはだかります。

喜屋武香音「少ない人数の中でも最後は自分がゴールを守る立場なので、絶対自分が守って1点も入れさせないようにしました」
ピンチのしのいだコザが4連続得点などでリードを広げ、2年連続7回目の優勝を飾りました。
喜屋武香音「(どんな気持ちでゴールを守っていた?)絶対優勝するって気持ちで守りました。もう嬉しいです、めっちゃ」

宮城愛澄主将「(3月の)全国大会はふがいない結果だったんですけど、それをばねに次の全国大会ではいいところまでいけるように頑張ります」
一方、興南対那覇西の伝統校対決となった男子決勝。
19連覇がかかる黄色の興南はサイドの得点源・嵩西遥斗(たかにし・はると)。

身長163センチながら、ジャンプ力を武器に前半だけで6点を決めます。
しかし、全校応援で選手たちを盛り上げる那覇西応援団。

その応援を背に、4連続得点を決めるなど那覇西も意地を見せ、前半を4点ビハインドと食らいつきます。
それでも後半に入ると、全国制覇をめざす興南が本領を発揮。守備から速攻が光り、後半だけで25点を奪った興南が38対23で19連覇を達成しました。
嵩西遥斗(チーム最多8得点)「自分がシュート決めないとチームは勝てないと思ったので1本1本責任をもってシュートを打ちました」

洲鎌史成主将「全国インターハイでも全国制覇っていう大きな目標に向かって興南ハンド部全員で立ち向かっていきたいと思います」