相撲の無差別級決勝は中部農林対決。体重100キロを超える伊良部誠士に80キロ級にも出場する軽量級の前田俊之丞が挑みます。

30キロ以上の体重差がある対決でしたが、勝負は寄り倒しで前田に軍配が上がります。

前田は続く80キロ級でも3月で全国高校選抜を制した中部農林2年の眞栄里優翔を下して個人戦2冠を達成。静かにその喜びをかみしめました。

無差別級と80キロ級の2冠 前田俊之丞選手「去年は1年の眞栄里に負けて全国も取れなかったことが悔しかった。今の感じで続けて稽古してインターハイと全国でも今回のようにできるように頑張る」

次は沖縄のお家芸・ウエイトリフティング。

注目は、世界ジュニア選手権の代表で59キロ級の日本高校記録保持者、本部高校3年の比嘉成は絶好調でした。

Qきょうは記録を狙う?
比嘉成選手「狙っていきます。自分の自己ベスト更新と、非公認なんですけど日本高校新記録を狙っていきたいなと思っています」

県大会は記録が非公認扱いのウエイトリフティングですが、それでも日本高校記録を上回る重量を目指す比嘉。得意のスナッチ2回目で大会記録更新の90キロに成功すると-

監督で父の敏彦さんも見つめる中、スナッチ3回目、自身の日本高校記録を2キロ上回る95キロに挑戦も成功ならず…

比嘉成選手「最初の方から行けるって感覚はあったんですけど、もう本当にわああっていう悔しい思いです」

それでもクリーン&ジャークで挽回します。3回目、練習でも一度も触ったことがない重量、自己ベストを2キロ上回る105キロを申告し、その試技は見事成功!

自己ベストを更新 比嘉成選手「この3本の中で105キロが一番軽かったかなという印象があって、結構自分の中でも自信があったのでその練習の成果だと思っています。今年中にスナッチで日本記録の100キロを挙げたいなと思っています」

世界を見据え、高校生の間にシニアの日本記録更新を目指す比嘉。その雄姿を見守った祖母・敏子さんは…。

祖母・敏子さん「だからもう、愛してるよ。もうね、女の子なのに練習ばかりして重たいのばかり持ってしているものだからかわいそうでね、でも本人がやる気マンマンだから。世界まで行ってほしいなと思います。ねえ成ちゃん、がんばってよ」

高校生たちの熱戦が続く県総体。次は全国一を決める大舞台、インターハイが待っています。