テニスにバドミントン、ソフトテニスなどのラケットスポーツのガット張り替えに悩んでいる方に朗報です。

数週間で張替えが必要となるガット(ラケットに張られている糸)。張替のためにラケットを店舗に持っていき、また受け取りに行く…近くに店がないと中々大変です。
この手間を省ける新しいサービス『ストデリ』が今月からスタートしています。

ストデリではガットの種類、張りの強さ、受け取り希望日と場所を指定でき、クレジットカードで決済が可能。
ラケットは専用の梱包材に入れ、ファミリーマートかセブンイレブン、もしくは沖縄クロネコヤマトの営業所から送ることができます。
24時間営業しているコンビニエンスストアに預けることができるため、営業時間を気にすることもなくなります。
高校のバドミントン部員「ガットの張替えで親に車を出してもらってたので、都合が合わなかったりすると張替えまでに時間がかかっていたから、助かると思う」
バドミントン愛好者「仕事が終わって、ラケットを取りに行くと練習に間に合わないことも多いから、練習場所や会社の近くで受け取れるのはメリット」

料金は選んだガット代に加えて、往復送料込みの工賃(テニスは1500円、バドミントンは1300円)が必要となります。
店舗でラケットの状態を確認して、ダメージなどが大きく、ガットのテンションに耐え切れない可能性がある場合などは相談の連絡がきます。
最短でラケットをコンビニに預けた日から4日間で手元に届くといいます。
この『ストデリ』は、テニス競技で全国大会に出るなどの実績を持つ、仲田達司さんが考案。プレーヤーでもある自身の実体験をもとにサービスを考えたといいます。
ストリングデリバリーサービス(ストデリ) 仲田さん「県外に遠征に行くときに、近くでガットが張れる店がなかったり、専門店もまたコロナ禍で売り上げが減り、店をたたむといった状況を変えたかった。食事の宅配サービスがある中でラケットでもできないかなと」
競技者や部活動を行う子どもたちが練習を行う時間帯を考えると、店舗に持参することが大きな手間になるとして、仲田さんはその需要を取り込みたいとしています。

この『ストデリ』のサービス、現在は沖縄本島のみだが半年後をめどに九州で展開し、その後全国にも広げたいとしていて、沖縄発のサービスが全国に広がることが期待されています。