沖縄県内の市町村長などが普天間基地の県内移設断念を求めた「建白書」を政府に提出してからきょうで10年。市民らが県庁前で集会を開き、埋め立て抗議が進む現状に抗議しました。

2013年に沖縄県内全ての市町村長などが普天間基地の県内移設断念やオスプレイの配備撤回などを求める「建白書」を当時の安倍総理に提出してから10年が経ち、28日午後、沖縄県庁前で「オール沖縄会議」が主催する集会が開かれました。

集会で参加者は政府が「建白書」の訴えを顧みず、現在も辺野古での基地建設を強行していることに抗議の声を上げました。

参加者(70代)「沖縄が軍事基地みたいな、要塞化みたいな。どんどんすごいでしょ、今。だからやっぱりあきらめちゃいけないんだなと思う」
参加者(20代)「日本政府が『建白書』をしっかり受けとめきれてないということは、民主主義的な部分ですごい問題だなと感じる」

『オール沖縄会議』では新基地建設断念を求めて国会に提出するための署名を、5月中旬まで募っていているということです。