「獲得免疫も加味された集団免疫獲得を検討すべき」沖縄・城間那覇市長
22日午後、沖縄県那覇市の県立武道館アリーナ棟で開かれた沖縄振興拡大会議で、那覇市の城間幹子(しろま みきこ)市長は「オミクロン株以降、ワクチンのみで集団免疫を獲得するのは困難な状況であることから、本市(那覇市)は感染による獲得免疫も加味された集団免疫獲得を検討すべきであると考えています」と述べました。
城間市長は那覇市ではすでに累積感染者数が人口の10%以上となっている現状を踏まえ「もし沖縄県の血清学的罹患率が現時点で20%であるのであれば、今後医療ひっ迫しない程度にうまく流行を制御することで年内に40%の罹患率を達成できるかもしれません」として、血清学的罹患率を把握するためN抗体検査実施が必要で、国が東京などで行っている抗体保有調査の実施を国へ要請するよう県に要望しました。
これに対し県の糸数公(いとかず とおる)保健医療部長は「令和2年度に一時期検査をしたが現在は行われておりません。いま国が行っている検査に参加できるのか、あるいは県でどのようなデザインで検査するかを今後検討したい」と応じました。
22日までの沖縄県の新型コロナ感染者数は累計で15万0342人。
21日までの直近1週間の人口 10 万人当たり新規感染者は643.72で全国 最多(全国平均は234.02)
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