FC東京 徳元悠平選手
「本当に泣きそうになるくらい嬉しかったですし、それぐらいJ1というのを僕自身求めていたんだというのが、そのとき一気に感情的になって本当に涙目になって」

今シーズン、自身初のJ1に挑むFC東京のサイドバック・徳元悠平(とくもと・しゅうへい、27歳)選手(糸満市出身)。

2018年、大卒ルーキーとして当時J3の、地元FC琉球に加入。主力メンバーとして、J3優勝、J2昇格に貢献すると2020年から3シーズンは、J2のファジアーノ岡山でプレー。昨シーズンは31試合に出場し、チームをJ2リーグ3位に押し上げました。

FC東京 徳元悠平選手
「苦しみながらも我慢してやってきたことがFC東京からのオファーだったので、日本最高峰のステージですし、僕がこの先日本代表になるためには絶対に行かないといけない場所だと思っていたので、やっとそのスタートラインに立てるなっていう気持ちがあります」

チームには、サイドバックとして目標にしてきた存在がいます。
ワールドカップを沸かせた長友佑都(ながとも・ゆうと)選手です。

FC東京 徳元悠平選手
「なるべく近くで吸収しようと、勝手に体が反応してしまうぐらいずっと好きでしたし、一緒にやりたいというか、そういう気持ちもずっと持っていたので、なにか絶対盗んで長友さんより僕が上に行くんだって気持ちを持ちました」

プレーはもちろん、そのコメント力にも注目が集まる長友選手。契約更新の記者会見では、取材スタッフの“無茶ぶり”にも答えてくれました。

岸本カメラマン「沖縄上陸初ブラボーをいただきたいんですけど」
長友選手「いやいやいやまた」
岸本カメラマン「70歳のおじいに免じて(笑)」
長友選手「ブラボーといいますか、あれですね」
岸本カメラマン「新しいのあります?」
長友選手「これからJリーグをしっかり盛り上げていけるように頑張って
     バモス(さあ行こう)東京!バモス(さあ行こう)Jリーグ!」
岸本カメラマン「いただきました」

長友選手、新たな名言「バモス(さあ行こう)」、ありがとうございました!

FC東京 徳元悠平選手
「すごくいい刺激がもらえると思いますし、僕が(左SBを)獲って長友さんを右に追いやるぐらいの気持ちで今はありますし、東京と言えばサイドバックが日本代表にいるというのはずっと頭にあったので、しっかり監督やコーチの話を聞きながら吸収していけば近づくと思うので、恐れずにやっていきたいと思います」

目指すは、日本代表、4年後のワールドカップ。念願のJ1で、飛躍を誓います。

そしてもう一人FC東京には、沖縄サッカー界期待の若手が…。
身長193センチの長身ゴールキーパー、野澤大志(のざわ たいし)ブランドン、20歳(宜野湾市出身)。

GK 野澤大志ブランドン選手
「今シーズンはチームとしてもさらに高いレベルを求めて戦っていきます、個人としても本当に戦うってことを最後までやり抜きたいと思います」

高校から沖縄を離れ、2017年から各世代の代表候補に名を連ねる野澤。昨シーズンは中盤から、J2岩手に育成型期限付き移籍し正守護神の座につくも、チームはJ3に降格しました。それでもプロとして学びの多いシーズンだったと言います。

GK 野澤大志ブランドン選手
「すごく下を向いちゃうときもあったんですけど、間違いなくそういう中で、色々考える時間も多くあって、どれだけ謙虚に向上心を持って腐らず戦い続けるかっていうのも大事だと思っているので、小さなことにも誠実に忠実に1年間通してやり抜きたいと思います」

来年のパリオリンピックへの選出も期待される野澤ですが、今はチームのために全力を尽くしたいと言います。

J1の舞台で躍動を誓う県勢選手たち地元沖縄で、その準備を進めています。