戦火を免れた沖縄最古の新聞が19日、オンラインで閲覧できるデジタルアーカイブとして公開されました。
沖縄県が新たにデジタルアーカイブとして公開したのは、近代沖縄の17紙5805面です。
原紙が残っている紙面として最も古いのは1894年12月16日付の「琉球新報」で福岡県立図書館で保存されていたものです。
第二次世界大戦中、国策による言論統制が敷かれるなか、県内3紙が統合して創刊された「沖縄新報」の紙面は、1945年4月24日のもの。沖縄戦で米軍が沖縄本島に上陸したあとも首里城内の壕で発行された新聞です。
近代沖縄の新聞は沖縄戦でほとんどが焼失していて県教育庁文化財課がおよそ10年前に本格的に収集を開始。戦前、県外の個人らによって包み紙や、押し花の台紙として使われ偶然、保管されていたものも多いといいます。
県教育庁文化財課 納富香織さん:
「離島も含めて、さらには国内外、世界にはウチナーンチュたくさんいますので、沖縄の歴史文化への理解を深めて継承するという意味では、このデジタルアーカイブは意義深いものだと考える」
また、19日に公開された紙面のうち72面は新たに発見されたものです。100年以上前の紙面も見つかりました。『沖縄評論』と書かれていますが、今まで存在が知られていなかったことから、背景は謎に包まれています。
県教育庁文化財課は、2026年度中におよそ7000面を追加で公開する予定で、この取り組みが、教育現場での活用のほか、近代沖縄に対する研究・調査にも広がればと期待を寄せています。
これまでマイクロフィルムの紙焼きなどで公開されていた紙面が、高い解像度で閲覧できるようになりました。県教育庁文化財課は、県内外にまだ眠っている紙面がある可能性が高いとして、見つけた際はぜひアーカイブ化に協力してほしいと呼びかけています。
納富さん:
「様々な機関にばらばらにあったものを、一挙に私たちのデジタルアーカイブで集めて公開することによって、総合的横断的に一般利用者の方が閲覧できるという利点があると思います」
(県教育庁文化財課史料編集班:098-888-3939)








