航空自衛隊宮古島分屯基地の地中から国の省令上の許容限度を超えるダイオキシン類や有機フッ素化合物=PFAS(PFOSとPFOA)が検出されたことが分かりました。
宮古島市などによりますと2026年2月、沖縄防衛局による航空自衛隊宮古島分屯基地の工事中に、長さ7メートル幅2メートルの浄化槽(じょうかそう)とみられる構造物が見つかりました。構造物から悪臭がしたため防衛局が中の汚水を調べたところ、ダイオキシン類とPFASが検出されたということです。
検出されたのは、ダイオキシン類が20ピコグラムTEQパーリットル、PFOSが110ナノグラムパーリットル、PFOAが200ナノグラムパーリットルで、いずれも国が定める許容限度や指針値を超える値が検出されています。
ダイオキシン類とPFASはどちらも発がん性など人体への有害性が疑われている物質です。
浄化槽とみられる構造物が見つかった周辺には上野流域と川満流域の2つの地下水流域が広がっていますが、市は発見からこれまでのおよそ4か月間で構造物の水位に変化がないことから「まとまった水量の流出はない」としています。
宮古島市水道部 砂川勤 部長:
「地下水に生活用水を頼っているのは十分理解している。そのうえで我々としても市民の関心事に水道はあるので、その旨は十分考えていただきたいと(自衛隊に)お伝えしたところ」
今回見つかった汚水は沖縄防衛局が密閉容器に回収し県外に搬出することになっているとして、市として分屯基地外での詳しい水質調査の予定はないとしています。
嘉数登 宮古島市長:
「これは誰がやるかと言うと、航空自衛隊の分屯基地の中で起きてますよね。やるべきは防衛省ですよ。漏出があったかどうかは現時点ではないと思われるんですけども、確認はしておこうと。それを市民に公表しようということを求めております」
宮古島分屯基地がある土地は、1944年から旧日本軍が、1953年から本土復帰の1972年まで米軍が使っていて、市は浄化槽とみられる構造物の設置のいきさつや所有者は不明だとしています。








