沖縄戦の語り部として戦争の悲惨さを伝えてきた渡口彦信(とぐち・ひこしん)さんが1日、老衰のため亡くなりました。99歳でした。

渡口彦信さんは県立農林学校の卒業目前だった18歳で日本軍に徴兵され、激しい地上戦を生き抜いて米軍の捕虜となり、ハワイで1年半過ごしたのちに復員しました。

渡口さんが収容された屋嘉収容所(1945年)

戦後はガス会社を設立。嘉手納町議も6期務めるなど地域の発展に尽力したほか、2017年にはハワイで亡くなった県出身の元捕虜のために現地で初めて慰霊祭を行った際の共同代表を務めました。

長年、語り部として自身の体験や平和の尊さを伝えてきましたが、1日、老衰のため99歳で亡くなりました。

渡口彦信さん(2025年11月取材)


渡口彦信さん(2025年11月取材)
「将来を担う方々には、戦争を起こしてはいけないということを、強く伝えたいなと思う」

告別式は今月5日、嘉手納町葬斎場で執り行われます。