沖縄市の胡屋と仲宗根に伝わる伝統の獅子の道ジュネーが、今年も五穀豊穣と地域の繁栄を願って行われました。
沖縄市の胡屋と仲宗根は、隣り合う2つの地域で約180年前から伝統の獅子舞を共同で受け継いでいて毎年、旧暦の7月17日に獅子の道ジュネーが行われます。
胡屋・仲宗根の獅子は獅子頭が、漆で朱色に塗られ金色の眉や銀色の目が特徴で、この獅子に噛まれると魔除けになると伝えられていることから、獅子の道ジュネーには多くの見物客が集まります。
古くから伝承される獅子舞いですが、沖縄戦により一時は途絶え1978年に復活したものの、コロナ禍で再び中断を余儀なくされ2023年から再開されています。
「胡屋う神屋」を出発した道ジュネーでは地域の人達が見守る中、勇壮な獅子舞が披露され、地域を祓い清め五穀豊穣と地域の繁栄を祈願しました。
伝統の胡屋・仲宗根の獅子舞は現在、開催中の「2025年日本国際博覧会」でも披露され、世界に向けて紹介されたということです。