宮古島市の上野宮国地区で今月6日、旧盆の送り日にあわせて伝統の大綱引きが行われました。
300年以上の歴史があるとされる宮国の大綱引き。
この日は朝から、行事を取り仕切る「ツナシードゥ」と呼ばれる中学生が、「キャーン」と呼ばれるツル植物「シイノキカズラ」を刈り取り綱の材料を集めました。その後、青年会を中心に綱づくりが行われ、夕方には雄綱(東)と雌綱(西)が完成しました。
午後8時を過ぎると住民らが公民館前の交差点に続々と集まり、歌や踊りではやしたてるなか綱が結び合わされました。
踊りの区切りを合図に綱引きが始まると、住民や観光客らが力の限り引き合いました。
東が勝てば豊作、西が勝てば豊漁とされる勝負は西に軍配が上がり、向こう一年間の豊漁が約束されました。