県内で多発している特殊詐欺の被害について沖縄県警は、2025年6月末までの半年間の被害が、前年を大きく上回っている状況を報告しました。
今年1月から6月末までの特殊詐欺の被害は判明しているだけで134件、被害額は約2億6850万円に上るということです。去年の同時期との比較では、被害件数は約4.3倍、被害額は約2.8倍に増加しています。
特に、電話口で警察官のふりをして嘘をつき、犯罪の捜査対象になっているなどと不安に陥れて現金をだまし取る手口が増加していて、被害は20代から高齢者まで幅広い年代で確認されています。
警察は、電話で「あなたが捜査対象である」などと伝えることはなく、SNSやビデオ通話で突然連絡をすることはありません。
不審に思った場合は、すぐに通話を止めて、最寄りの警察署に相談するよう注意を呼びかけています。
