熱戦続く県高校総体。週末に行われたウエイトリフティングや柔道、レスリングの結果をまとめてお伝えします。

沖縄のお家芸、ウエイトリフティングは、73キロ級本部高校2年の比嘉功が、自慢のサラサラヘアを短く刈り上げて登場。

▼73キロ級 比嘉功(本部高校2年)
「今年は髪に費やす時間を無くして、競技に集中できるように」

今月、世界ジュニアユースに出場した弟の歩、姉の成、同期の天久星七とともに、父・敏彦さんの指導を受けますが、功は思うような結果を残せていませんでした。

「同じ環境でやっている中でどこに自分に差があるんだろうとずっと悩んできて。国際大会に出ることができず、悔しい気持ちしかなくて」

きょうだいと同じく、世界を目指して練習を積んできた功。県総体では得意のスナッチから見せます。

3回目の試技で県高校記録の121キロに成功。

課題としてきたクリーン&ジャークでは、3回目で自身の県高校記録を4キロも上回る135キロを申告して見事クリアしました。

「自分の中では思い切りやったらできると思っていた」

これに父・敏彦さんは…「やればできる子でした!」と満面の笑み。

「前回のインターハイで悔しい思いをしたので、今回はスナッチもジャークも全国優勝できるように頑張りたいです」

一方55キロ級は、世界ユース5位の本部高校2年、天久星七が圧巻の試技。大会新記録となるスナッチ105キロ、クリーン&ジャーク120キロで完全優勝を果たしますが、いずれも3回目で自己ベストの更新はならず。全国2連覇へ、リベンジを誓いました。

▼55キロ級 天久星七(本部高校2年)
「全国では今持っている重量、自己ベストを更新できるように」「日本高校記録を1キロでも上回れるように頑張っていきたいです」